子供のADHD 親子でできる自己肯定感トレーニングのススメ

こんにちは、リーベル・りなこです。
先日東京都立小児総合医療センター主催の「児童青年期臨床精神医療講座」に出席してきました。

今回の講座では、作業療法士の先生が「感覚統合療法」について具体的なお話しをされていて大変興味深くお聞きしました。

治療現場では、覚醒レベルを調整するためにトランポリンなどのツールを使いながら刺激を入れるウォーミングアップを行ったりボディイメージ獲得のためにビーズに糸を通す作業などのトレーニングをあくまでも遊びの中で行っているそうです。

親御さんの中には、お子さんの特性に対応するためのトレーニングと聞くと「できないことをできるようにするためのトレーニングなのでは?」といったイメージをお持ちの方もいらっしゃるかも知れません。

私は課題の対応のご相談を頂くとよくお伝えしていることなのですが、小さいお子さんの特性に対応するための方法は、実は周囲の大人がお子さんの可能性を信じて「お子さんの持つ能力を見つけ引き出していくこと」がとても大切です。

ちなみに、隠れた能力を見つけて引き出していくことは私の得意分野でもあります。

作業療法士の先生のお話しの中でも、治療は「お子さんのできることを少しづつ増やしていきながら自己肯定感を育んでいくこと」を目標に、そのお子さんに合ったプランを考え行っているということをおっしゃっていました。

ヒトは「自分でできること」が分かると喜びを感じ、自己肯定感は高まって自信へとつながっていきます。

自己肯定感を高めていくトレーニングはご家庭でできることも多いと思いますので、是非親御さんと一緒にできる時間を1日のスケジュールの中に設定してみてはいかがでしょうか?

また特性は先天的なものですので、トレーニングは継続的に行うことが有効です。

あくまでもトレーニングはお子さんの自己肯定感を高めていくことが目的なので、普段お子さんの行動を観察しながらお子さん自身が困っていること・興味のあることを見つけてあげて、楽しみながらあえてお子さんができそうなことから始めていくのがポイントです。

決して焦らせたり怒ったりせず、親御さん自身が「できて当たり前」と考えることも、少しでも前進できた時には必ずほめていきましょう。

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