親子のADHD 親と子の共依存を防ぐために大切なポイントとは?

こんにちは!
リーベル・りなこです。

現在NHKで放送されている、母娘問題を取り上げたドラマ「お母さん、娘をやめていいですか?」がホラーすぎると話題になっているようですね。

番組ホームページの掲示板には、家族関係・独親問題に悩む方々の心の声が多く寄せられていて、改めて問題の深刻さや影響の大きさが伺えます。

私もこれまで「過干渉」や「母ロス」といったテーマを何度か取り上げてきましたが、今回は「親と子の共依存を防ぐために大切なポイント」をお伝えしていきたいと思います。

親子のADHD 親と子の共依存を防ぐために大切なポイントとは?

ADHDの特性がある子供たちは、周囲の効果的な対応やブレインスタイルの正しい理解があることで、成長し大人になって社会に出た後も、自分に合った仕事を見つけ自立した生活を送ることができるようになります。

けれども、家族やその子供がADHDに未対応な場合には、子供が成人した後も親離れ・子離れができずに自立の妨げとなってしまうケースが少なくありません。また、残念ながら、今の教育システムにしても社会システムにしてもADHDの人にとって困難な状況が多くあるなど、まだまだ多様性の理解が進んでいないのが現状です。

そのような要因が複雑に絡み合い、ADHDの家族は知らず知らずのうちに共依存をしやすい環境を作り上げてしまうのかも知れません。特に、周囲の状況に過敏であったり不安を抱きやすいタイプの親御さんの場合には注意が必要です。

アメリカでは、そのような共依存・アダルトチルドレンの問題に悩むADHDの家族を支援するプログラムが確立されていて、その支援に携わるSharn S.Rhodes博士はADHDの家族がお互い自立した生活を送るために大切なポイントとして、例えば次のようなことを挙げています。

  • 子供の気分や行動・人生の選択や態度・病気や嗜癖など全てのことをコントロールする力がないことを受け入れる
  • ADHDの子供の生活が上手くいっているかいないかに関わらず、私には幸せになる権利があると信じる
  • 子供が自分の幸せのために自身と向き合っているかいないかに関わらず、私自身が幸せになるための許可を与え自分自身にフォーカスし続ける
  • 私の気分や行動・人生の選択や態度・病気や嗜癖など全てのことを含めて幸せになる妨げになっていることを洗い出して分析する
  • 安心して打ち明けられる周囲の人やグループと上記の情報を共有する
  • 例えば、運動やカウンセリング・友人と過ごす・スパに行くなどどんなことでも行って私の幸せへと動き出す、そして私が持つあらゆる物事に感謝する
  • 私の幸せの妨げとなっているあらゆることを変えていく具体的な計画を立てていき、「私自身を変えることが出来るのは私」という事のみ心に留めておく
  • 以前の好ましくない行動に戻ってしまったらそれを認め、完璧でなくても改善できるということを思い出す、など。

私がADHDのご相談を受ける時によく「あるある」なのは、「自分も、もしかしてADHDかも…」と思いながらも、「うちの子供(若しくは親戚の子供など)がADHDなのですが~」と訪ねてくるケース。

話しを伺っているうちに、ご本人に特性があるらしいということを打ち明けられて、実はご自身の課題に悩まれていたということも少なくありません。

自分がADHDと分かった後は、今まで培ってきた価値観を変えて自分自身を再構築することが必要になるのですが、アイデンティティは揺らぎ始め、しばらくの間は怒りや悲しい気持ちなど様々な否定的な感情が発生します。ですので、ご本人が受け入れない気持ちがあることは仕方のないことです。ですが、そのような気持ちになるのは、親御さんだけではなく、物心がついたお子さんも同じだと思うのです。

私もそのような感情サイクルの中でいったりきたりしていた1人ですが、今では全てをひっくるめてADHDのことを愛おしく感じています。

ADHDは、ただ周囲の人とのペースや順序が違ったり、偏りや個性の差が大きかったりするだけでブレインスタイルの一種です。決して恥ずかしいことではありません。ですので、皆さんも自責の念にかられたり過度なプライドを持つことなく、ご自身のブレインスタイルに誇りをもって頂きたいのです。

けれども、今のところ医療的な観点では、ADHDは「発達障がい」の1つとされています。

現代の直線的社会の中での「困難さ」を指す名前とはいえ、「障害」という言葉自体は一般的に、「システム障害」などネガティブな意味合いで使われることがほとんどで誤解を招きやすく、ましてや「ヒト」に対して使用することには、敏感タイプの私としては未だに違和感を抱いてしまいます。

そのようなネガティブなイメージも、ADHDの人が自分のブレインスタイルを受け入れる妨げの要因となっているのではないでしょうか?

言葉の持つイメージは大きいものです。

医療的な診断があってもその後の対応が大切なのであって、診断内容はより分かりやすくかつ具体的なものにして頂くとして、「発達障害」という名前に関して言えば、もっと受け入れやすい名前にした方が皆さんの理解につながるのではないかと、ADHD当事者として又サポートを行う者として思うのです。

それはさておき、親子関係にしても夫婦関係にしても、より良いコミュニケーションを築くためには「まずは自分を知って相手を知ること」が大切です。

あなたのお子さんは、自分とそっくりな性格や態度に見えるかも知れません。しかし、実際子供は別の人格・価値観を持ち、あなたとは別の人生を歩んでいきます。

今から始めて遅いということはありません。
幸せの価値観や対象をもう一度見直して、今後のライフプランを立ててみてはいかがでしょうか?

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