生徒のADHD 肯定的な支援の大切さ

こんにちは!
リーベル・りなこです。

以前、私が小学校の放課後指導員をしていた頃にこんな出来事がありました。

女の子 「A君は嘘つきなんだよ」

私 「なんでそう思うの?」

女の子「クラスの先生がいつもA君のこと嘘つきだって言ってるから…」

私は、その女の子からその時の様子を教えてもらいました。
A君も放課後よく遊びに来ていたので、A君の得意なこと・苦手なことなどを見ていました。

ですので、私はA君がわざとそのような行動をとっているのではないということが想像できました。

私は、その女の子に物事の捉え方は人それぞれということを色々な例を挙げ伝えて、A君の頭の中のイメージで考えられる要因を説明しました。

女の子は親身になって私の話しを聴いてくれて、最後にはスッキリとした様子で「そうだったのか~」と納得していました。

A君はとっても社交的で積極的。

一方で、「みんなと一緒に遊びたい!」という溢れんばかりの気持ちが先走りお友達にうまく伝わらず、折り紙で作った自作のスティックでお友達にチョンチョンと合図を送るアイデアを実行するも、逆に嫌がられてしまうというサイクルを繰り返していました。

A君にとってそのスティックは、絶対に離したくないお守りアイテムなのでした。

そこで、子供たちの中で頼りがいのあるリーダー的な存在の男の子に、A君の気持ちを代弁して伝えました。
その後、周りの子供たちもA君と同じようなスティックを作り始め、その中でA君も楽しそうに遊んでいました。

カナダのブリティッシュコロンビア大学Amori Yee Mikami博士は、教師や先生にADHDの生徒に対する否定的な偏見がある場合、その考えが他の生徒達に影響し否定的な注目を高めてしまうことに警告を鳴らしています。

それらの経験が、ADHDの生徒にとって「学校=楽しくない場所」というイメージを植え付けてしまうからです。

博士が他の研究者たちと開発した「MOSAICプログラム」の中では、小学校の先生が生徒達の否定的な注目を変える秘訣として次のようなことを挙げています。

  • 「みんな異なる能力や個性・長所や短所を持っていてオッケー」ということを説明する
  • 指示や評価・判定などをすることなしに、ADHDの生徒の学校以外で興味があることなどを見つけ出して個人的な関心を寄せること。ADHDの学生とのより肯定的な関係が、先生がADHDの生徒を受け入れているといった他の生徒達の肯定的な印象につながる
  • 生徒の興味があることをシェアするなどして、他の生徒達がADHDの生徒との共通点を見つけ出すことを支援すること。共通の話題が彼らの気持ちをつなぎ合わせる
  • ADHDの生徒の真の個性に注意を向けること。先生はその生徒の長所を見極めることが出来て、それは行動規範や学習達成度とは関連付けられない
  • 控えめに正しい行動へと導くこと

もしも、クラスの中で課題が発生している場合には、具体的に分かりやすく落ち着いた態度でみんなを良い方向へと導いてあげましょう。

イラストなどを用いることで、より子供達の理解度はアップします。
※予め、個別の支援が必要な場合があります。

子供の世界はとてもピュアで柔軟、好奇心に満ち溢れています。

だからこそ、私たち大人の考えが子供達に与える影響を考えていくことが大切だと思うのです。

 

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