ADHD特別セミナー開催レポート

ジョン・ルーベル博士来日講演
ADHDブレインスタイル・ダイバシティモデル
日本初上陸記念セミナー


主催:一般社団法人ADHDリソースセンター
日時:平成2018年4月 28日 (土)
13:30 / OPEN 14:00/ STRART~17:00
会場:東京八重洲ホール

1. 代表理事あいさつ

一般社団法人ADHDリソースセンター代表理事の高橋理奈子から、開会にあたっての挨拶。

ADHDブレインスタイル・ダイバシティ(ABD)モデルの開発者リン・ワイス氏とジョン・ルーベル氏のサポートを得ながらプロジェクトを進めたこと、本セミナー開催にあたり協力いただいたすべての皆様へ感謝の意を述べました。

2. インタビュー動画

はじめに、ジョン・ルーベル氏インタビュアーによるリン・ワイス氏との対談形式の動画をご覧いただきました。

ワイス氏は、40年以上にわたるキャリアの中で「ADHDは脳の多様性である」という考えに至るまでの出来事を中心に、これまでADHDの人々の過去の経験に耳を傾けてきたこと、自身もADDタイプと気づいた時に感じたこと、自分のブレインスタイルに適合しない無理な環境下で生活することによるリスク、PTSD(心的外傷後ストレス障害)についてお話しされました。そして、自分自身を観察し耳を傾けること、異なるブレインスタイルの人々が集まる職場では、お互いがどのようにすれば一番うまく調和できるかを考えていくことの重要性について述べられました。

3. ジョン・ルーベル博士 基調講演 「ADDは障がい?それとも多様性?」

ヒトの脳の異なる構造を疾患とみるか多様性とみるか、それを「事実」と捉えること自体がヒトの「解釈」によって生まれることである。ルーベル氏は冒頭、フリードリヒ・ニーチェの「事実があるのではなく、解釈があるのみ」という言葉を用いて、ブレインスタイルの多様性、私達の様々な特性についてご説明いただきました。

ADHDタイプの人とNon- ADHDタイプの人それぞれの思考システムの違い、男女のブレインスタイル、脳の構造についてなど、たくさんのお話しを一般の方に向けて分かりやすくお話しいただきました。又、ADHD3つのタイプについて、それぞれタイプ別に臨床の現場での具体的な事例を挙げてご説明いただきました。

私たちはどのように考え行動するべきか、これまで精神科医として20年以上のキャリアを積まれてきたルーベル氏のお話しは説得力があり、今後の生き方について見つめ直す、大変貴重な内容となりました。

4. リーベル・りなこ講演
「ひとり1人が 「わたし専門家」。 発達障害ではなく「特性」と捉え多様性を認め合う社会へ」

「発達障害」というと、どうしても深刻になりがちです。
今回の講演では、ADHD課題の解決に必要な「わたし専門家」と多様性の視点について、「本当のわたし」と出会えるまでの経緯を、自身の数々のエピソードと共にジョークを交えてお話しいたしました。

新しい信念や価値観を受け入れるまでの感情サイクル、「わたし専門家」となり自分を信頼するきっかけとなった「多様性の観点」、ADHDブレインスタイル・ダイバシティ(ABD)モデルの活用事例など、職場でのケースを挙げてご説明いたしました。又、特性の有無に関わらず「大人の枠組み」を超えて対等に話し合える環境を意識的に創っていくことの必要性を訴えました。

5. リーベル・りなこ vs 夫との対談

一番身近なコミュニティ「家族」をテーマに、リーベル・りなこが夫と対談をいたしました。
普段は夫婦という感覚はなくパートナーという認識で生活していること、互いに心がけていることなど、様々な日常生活のエピソードと共にお話しいたしました。
結婚生活における話題の他、夫が過去に出会った特性がある人、職場での数々のケースについてご紹介いたしました。

6. 質疑応答

ジョン・ルーベル氏、リーベル・りなこ、リーベル・りなこ夫が登壇し、参加者の皆さまから寄せられた質問に回答いたしました。

「レッテルを貼られ偏見の目で見られることが怖い」、「計画を最後まで遂行出来ない」、「自分に自信が持てない。周囲の協力を得るためにはどうしたら良いか」といったお悩みから、家族の接し方など様々な質問に対して、熱心にお答えいただきました。又、他者のネガティブな判定がヒトに与える影響についてご説明されました。皆様からは貴重なご質問をいただき、大変白熱した有意義な時間となりました。

ルーベル氏は、ADHDタイプの人もNon-ADHDタイプの人も、自分自身のブレインスタイルを知り他者とどのように違うのか、観察し知ることが課題解決のカギとなることを一貫して述べられていたことが、とても印象的でした。

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