夫婦で上手にADHDに対応するためのポイント

私のセミナーに始めて参加される方の中には、ADHDの対応は周囲の人がADHDの人の行動を修正することではないのかと思われていらっしゃる方も多いのですが、決してそうではありません。

例えば問題が結婚生活において発生している場合、それはADHDの人だけの問題でなければ周囲の人だけの問題でもなく、家族全体の問題として捉えて最適な方法を考えていく必要があります。

又、「私のパートナーはADHDを持っているに違いないのに、どうしても検査を受けてくれない。」といったお悩みをよくお聞きするのですが、このようなADHDの人に向けられる注目は否定的なメッセージとなってADHDの人に伝わってしまい、余計にADHDの人は「敬意を払われていない」「尊重されていない」といった反発心を抱き孤立して問題はさらに悪化してしまいます。

このような場合は、まず夫婦間でどのような問題が発生しているのかにフォーカスすることが大切です。

結婚生活においてADHDに上手に対応するための第一歩は、ADHDを正しく理解してご自身のブレインスタイルを理解すること、そして作業の進め方の「違い」を理解することです。

価値観が広がり成功サイクルの流れに乗ってお互い共感が生まれると、客観的に問題を抽出することができて代替方法も考えることができるようになります。

そして感情の問題の対応は、ADHDの人だけではなく非ADHDの人自身も自分のタイプを知って責任を持って上手にコントロールしていくことが大切です。
なるべく自分のニーズは、あらかじめ交渉や話し合いの時間を設定してその中で伝えていくと良いでしょう。

そこで今回は、家事の役割分担の話し合いの際に役立つ「家事評価ワークシート」をご紹介したいと思います。
このワークシートは、家事を行った際に自分自身がどのようなタイプかを理解するために有効です。

又、「家事」⇒「作業」に置き換えて職場での作業の棚卸しや役割分担の見直し等にも使用することができます。

「家事評価ワークシート」の記入手順

  1. 自分が行った「家事」を記入する。
  2. その横に「家事に費やした時間」を記入する。
  3. その横に「家事の好みの評価 1~4 (※1)」を記入する。
  4. その横に「家事の難易度 1~4 (※2)」を記入する。

※1 1, その家事は好き 2, その家事は苦ではない 3, その家事は苦手 4, その家事はやりたくない
※2 1, その家事はとても簡単 2, その家事は計画を立てて行えば無理なく出来る 3, その家事は計画立てを十分に行う事が必要、なかなか難しい 4, とても難しい

お互い家事の役割分担に不満があるといった場合には、このようなワークシートを活用しながら夫婦間で本当に大切な作業は何かを 話し合いの中で選定して実行していくことが大切です。

様々な感情が絡み合って夫婦間だけでは客観的に問題を抽出することができなかったり、最適な方法を考えることが難しい場合があります。 そのような場合は、お気軽にADHDリソースセンターまでご相談ください。

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