
こんにちは!
リーベル・りなこです。
突然ですが、全世界でヒット中のNetflixドラマ「イカゲーム」はご覧になりましたか?
暴力的なシーンが子供には”危険”といったネガティブな意見も多く聞かれますが、すごい盛り上がりですね!
なぜ世界中の人々がこれほどまでに熱狂するのか、「実際観なくては分からない!」という事で視聴してみましたので、リーベル・りなこ的な視点から考察したいと思います。
ストレス発散!世界的大ヒット「イカゲーム」に見るディストピアでノスタルジックな世界
なるほど、暴力的なシーンは確かに多く子供向けには何らかの制限が必要かも知れません。そして、ドラマのベースといえば、日本映画「カイジ」のようないわゆるデスゲーム系で、一見目新しさは感じられません。
しかし、ストーリーが進むに連れ、「これはうまい!」と思わずにはいられない圧倒的な違いを感じました。随所に人々を惹きつける仕掛けが巧みに散りばめられている構成となっていたのです。
序盤、登場人物それぞれの背景描写を詳細に掘り下げることでストーリーに厚みが生まれ、私達視聴者に深い共感をもたらします。
COVID-19により影響を受けた突然の行動制限や格差社会の拡大など、様々な困難に直面する我々現代人💦
次第に、VIPによりコントロールされた架空ドラマのディストピア世界に一気に引き込まれていく訳です。
恐ろしや~ですね😭
まさに生死を賭けたサバイバルゲーム!
スリリングなシーンが多く常にハラハラドキドキするのですが、そのコントラストとして上手く登場するのが『だるまさんが転んだ』や『型抜きゲーム』といった昔懐かしい子供の頃の遊びで、大人の暗黒社会とのギャップを効果的に描いています。
疲れた大人達には懐かしく、外遊びが少なくなった子供達には新鮮で、老若男女問わず誰もが抱くそれぞれのストレスをこのドラマが昇華してくれたのではないでしょうか?
前進のための一旦後退
ノスタルジー(過去を懐かしむ気持ち)は、不安や孤独といったネガティブな気持ちのあと自然に発生したり、過去を懐かしむことでストレスの軽減や幸福感・自己肯定感が向上するなど、脳へ様々なメリットをもたらすと言われています。
現在『昭和レトロ』がブームなのも、そのようなことが影響しているのかも知れません。
COVID-19の発生により、世界各国ではロックダウンの規制が敷かれ自由に行動できず、人々は様々なストレスを抱えました。
パンデミック中の学生とレジリエンス(心の回復力)との関係を調べた最新調査では、パンデミック中はその前後よりも不安やうつ・集中力不足などの症状が多くみられ、ADHDの学生は特にそれらの症状が多く情動調整能力の低下につながったとの結果が出ています。
又、パンデミック中のオンライン授業の調査では、ADHDの学生は非ADHDの学生よりも孤独感や学習の課題が多くみられ、それらの対処としてソーシャルサポートの介入や希望の認識が挙げられています。
懐かしい場所や音楽、昔親しんだ物事を見たり聴いたり触れたり食べたりするといった回想法は、レジリエンスの向上に有効です。
ただ、私達が回想しながらも未来へ目を向け前進するためには、いくつか注意しなければならない点があります。
例えば、
- 目標の設定、設定した目標やニーズを置き去りにしない
- なぜ今、昔を懐かしんでいるのかを俯瞰的に観察する
- ノスタルジーがもたらした効果を分析する、など。
過去にとらわれ痛々しいユートピアで終わらないためにも、一人一人がわたし専門家となって俯瞰的に現在の状況を把握することが大切です。
自分に合った回想法を上手く取り入れながら、アフターコロナの新たな一歩を踏み出していきましょう!
明るく(A)・ダイナミックで(D)・ハイパーアクティブな(H)・ダイバーシティ(D)へ✨
リーベル・りなこでした。